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ごめんなさい。販売終了した楽器の入荷は絶望的です…
後悔しそうな楽器は工房が生産終了する前に入手しておいてください。
エリックさんの工房は2013年の秋頃に全製品について2倍近く値上げして、卸し値も大きく値上げしました。日本で販売すると笛一本がすごい値段になってしまうので、もう取引することができません。世界楽器てみる屋の開店当時からずっと付き合ってきた工房であるだけに、とても残念な結末です。
インディアンフルートは北米インディアンに伝わる縦笛です。ネイティブアメリカンフルートと呼ばれたり、男性が好きな女性に唄を捧げる風習からラヴフルートとロマンチックに呼ばれたりしています。
» カイオワ・ラブフルートを吹いてみました
品番 | 品名 | 価格 |
---|---|---|
KLFT004 | スターリーナイト(G) | |
KLFT006 | ダーク&カーブ(G) | |
KLFT002 | ナチュラル(G) |
カイオワ・ラヴフルートはカイオワ・コマンチェ族スタイルのインディアンフルートです。素材に北米フロリダ産の竹を採用しました。南国フロリダらしい、まっすぐで大らかな音色です。
指穴はたったの5つ、リコーダーよりもオカリナよりも少ないです。5つの指穴を下から順に開けていくだけでインディアンフルートの伝統的な音階を鳴らすことができます。フィーリングで吹いてもそれらしい曲になって聞こえる、習得の易しい笛です。
スターリーナイトの表面には、星空模様をあしらいました。山頂にて見あげれば満天の星々。むせかえりそうなほど濃厚な生命に満ちた世界を表現しています。
ダーク&カーブの表面には、黒く焼き入れした地に簡単な幾何模様と絵を彫刻しました。銅版画のように静まりかえった孤独で寂しい印象。
ナチュラルの表面は、竹の素材感をそのまま活かしました。まっすぐで飾らない自然体の美しさは、日本の心に通じるものがあります。
» カイオワ・ラブフルートの吹き方はこちら
材料:北米フロリダ産の竹
製作:エリック・ザ・フルートメーカー(北米)
キャリングバッグが完全に売り切れました。
現在、新しいバッグを開発中です。店頭に並ぶにはしばらくかかります。代わりといってはなんですが、このようなケースはいかがでしょうか。
釣具屋で売っている、渓流釣り用の竿を短く分解して収納するケースです。写真の笛はLowDの竹笛。試してみたら細身の竹笛なら2本、太めのインディアンフルートなら1本を入れて持ち運ぶことができます。
定価1,764円也。
(うちじゃなくて、釣具屋で買ってくださいね。)
笛を吹いていると、息に含まれる水分が結露して笛の中がびしょびしょになります。
竹笛や木の笛にはある程度の湿り気が必要ですから、私は30分ほどの演奏であればそのまま放っています。でも水滴がぽたぽた落ちるほど濡れているなら中を拭いた方がよいでしょう。
小さな笛(C管etc)であれば小学校のソプラノリコーダー用の掃除棒が使えます。
街の楽器屋で200円くらいで売っていますし、家の押し入れを探すと案外見つかるかもしれません。プラスチックの掃除棒の先に布をはさんで、笛に突っこんで水滴を拭きとります。
大きな笛(G管、LowD管etc)の場合はソプラノリコーダー用の掃除棒では足りません。
写真は『YAMAHAフルートクリーニングロッド・ロングタイプ 』という製品です。コンサートフルート用の掃除棒で、二本の棒をジョイントで繋ぐと70cmの長さになります。これは小さな楽器店では販売していないかもしれません(注文すれば取り寄せてもらえるはず)。
わざわざ街まで買いに行くのも面倒くさい、という方は当ショップにてお求めください。
『YAMAHAフルートクリーニングロッド・ロングタイプ 』にはきれいなクリーニングクロスが付いていますが、あんまりきれいで使うのがもったいないので、私は薬局で包帯を買って使っています。
.胡桃油はふつうにクルミの油です。
胡桃油は安全な自然塗料として昔から木製家具や食器の仕上げに使われてきました。植物繊維に浸透しながら硬化してひび割れを防ぎ、表面を保湿し大切な楽器をいたわります。
やるなら半年に1度くらいでしょうか。
毎日でなくても、たまにでもよいと思いますけど。
ミツバチの巣を溶かしてつくった蜜蝋(みつろう)に荏胡麻油を配合しました。
蜜蝋は高級な自然塗料として昔から木製家具や食器の仕上げに使われてきました。楽器の表面を輝かせ、汚れを防ぎます。
楽器の表面が輝いている間は必要ありません、こまめにお手入れしても意味ないです。半年…1年に1回すればいいです。
私がYouTubeにアップしているカイオワ・ラブフルートの演奏。ビデオカメラを持っていないので音だけ。
これは30年くらい昔にラジオで聴いた、北欧のバイオリン曲を元ネタに作曲しました。出所の知れない曲をあれこれいじって別の曲にしてしまうというのは、音楽をきちんと勉強していない人にもできる作曲法です…
.商品を買っていただいたお客さま(から届いたという設定)の感激の言葉を掲載するのはウェブカタログを作るときの定石です。が、これがどうにもヤラセくさい。てみる屋の芸風ではないので今までやってませんし今後もやるつもりはありません。商品のおもしろさは店主の私がいちばん分かっている、そんな自負でもって写真を撮り試聴サンプルを録音して広告記事を推敲します。
なのですが、
私が脱帽するようなメールを客がよこしてきた場合はどうすればいいのか。
…既読フォルダに放りこんで終わりにするにはあまりにもったいなく、掲載することにしました。
昨日の夜入手しました。さっそく吹いてみての感想。
ケーナを始めたころ、人にいい音だねと言われるまでに要した苦難の道を思えば、天使の笛ですねこれは。Erikさんの解説を聞いて試せば、誰でもすぐに魅力的な音が出せる。装飾音もビブラートも簡単で美しい響き。
音域がせまいから難しい曲に挑戦しなければならないという強迫感がない。
音の裏がえり防止策はパイプ煙草の要領ですね。そっとゆっくり吸い込むあの感覚で息を吹きだせばよい。指穴が小さい分半開には少し慣れが必要だけれど、ファはむしろ雰囲気を壊すから使わなければ良い。
私はこの笛にロッキングチェアーインストゥルメントと名前を付けて周りに宣伝することにします。年老いて動きが鈍くなったとき、ロッキングチェアーに座って演奏すれば心が豊かになる楽器だと。
いずれまた。
Many Thanks 寺田
―吹奏楽器に必要不可欠なのは慣れない人には厄介な腹式呼吸、しかしインディアンフルートにはそれができればなお良い程度で必ずしも必要ではなさそう。ほっぺを膨らませて口の中に溜めた空気をそっと笛に吹き込むだけで、魅力的な音色を引き出せる―
―「篠笛も尺八もケーナもインディアンフルートも、音色の違いはあっても基本音階はすべて同じ。だからケーナもインディアンフルートも、モンゴロイドで共通する日本人の心を揺さぶるのだろう。西洋音階に毒された現代日本人の誰しもが郷愁を覚える楽器だ―
インディアンフルートに関する非常に重要なことをさらさらっと書きつらねています。
もう私の言うことがありません…が、それぞれについてブログで詳しく説明しましょう。そのくらいしないと店主としての立場がない。
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