プロのように演奏するには
インディアンフルートをプロのように演奏できればさぞかし気持ちいいでしょう。それは夢ではありません。でもそれなりの根気が必要です。「プロのように演奏する」ということは結局、「プロになる」のと同じです。さすがに、ちょっとしたコツで見違えるように、というわけにはいきません。
ここからはプロになりたい人へのアドバイスです。王道というか、やっぱりこれしかないというか。
- 大好きなプレイヤーの大好きな曲を見つける。「私はこの曲を吹きたくてインディアンフルートを手に入れたっ」というような曲があればベストです。
- そっくりにマネできるようになるまで、何度も曲を聴いてマネをする。
これしかありません。インディアンフルートの場合、楽譜はありませんから自分の耳だけが頼りです。
- 装飾音を入れるタイミングはどうなっていますか。一番と二番で装飾音が変わっているかもしれません。
- ビブラートはどうでしょう。きつめにかけていますか、それともまったくかけずに音をまっすぐ伸ばしていますか。一番と二番でビブラートをかける場所が変わっているかもしれません。
- 音の大きさはどうでしょう。大きくなったり小さくなったりしますか、それとも一本調子な感じでしょうか。
- 一つ一つの音の長さはどうですか。これは最重要です。インディアンフルートの曲は西洋の音楽のような「1.2.3.4…」というような拍子に乗りません。「ここのフレーズはタンタカタンターだ」のようにおおざっぱに理解してしまうと、インディアンフルートのエッセンスが根こそぎ落ちてしまいます。どうすればいいか?自分がテープレコーダーになったつもりで、寸分違わずオウム返しにマネしてください。
「自分がテープレコーダーになったつもりで、寸分違わずオウム返しにマネをする」これです。一度に完璧にマネることは無理です。一年後にふと「ああこうすればいいんだ」と気づくこともあります。大切なのは「自分とプレイヤーのどこがどうして違うのか?」と永遠に自問自答することです。
ipodなどのミュージックプレイヤーに曲をダウンロードしていつも聴いているとよいです。
一曲目はそもそもインディアンフルート自体が初めてだし、まあ時間がかかります。二曲目はずいぶん楽です、一曲目とどこが同じでどこが違うか、ということだけ注目すればいいので。三曲目以降は、この曲はこんなふうに演奏するはず、というカンが働くというか、メロディーを覚えるだけでいい感じに吹けるようになります。
んではがんばってください。