お客さまの喜びの声
商品を買っていただいたお客さま(から届いたという設定)の感激の言葉を掲載するのはウェブカタログを作るときの定石です。が、これがどうにもヤラセくさい。てみる屋の芸風ではないので今までやってませんし今後もやるつもりはありません。商品のおもしろさは店主の私がいちばん分かっている、そんな自負でもって写真を撮り試聴サンプルを録音して広告記事を推敲します。
なのですが、
私が脱帽するようなメールを客がよこしてきた場合はどうすればいいのか。
…既読フォルダに放りこんで終わりにするにはあまりにもったいなく、掲載することにしました。
寺田欣司 (長年ケーナを演奏されている方だそうです)
昨日の夜入手しました。さっそく吹いてみての感想。
ケーナを始めたころ、人にいい音だねと言われるまでに要した苦難の道を思えば、天使の笛ですねこれは。Erikさんの解説を聞いて試せば、誰でもすぐに魅力的な音が出せる。装飾音もビブラートも簡単で美しい響き。
音域がせまいから難しい曲に挑戦しなければならないという強迫感がない。
音の裏がえり防止策はパイプ煙草の要領ですね。そっとゆっくり吸い込むあの感覚で息を吹きだせばよい。指穴が小さい分半開には少し慣れが必要だけれど、ファはむしろ雰囲気を壊すから使わなければ良い。
私はこの笛にロッキングチェアーインストゥルメントと名前を付けて周りに宣伝することにします。年老いて動きが鈍くなったとき、ロッキングチェアーに座って演奏すれば心が豊かになる楽器だと。
いずれまた。
Many Thanks 寺田
―吹奏楽器に必要不可欠なのは慣れない人には厄介な腹式呼吸、しかしインディアンフルートにはそれができればなお良い程度で必ずしも必要ではなさそう。ほっぺを膨らませて口の中に溜めた空気をそっと笛に吹き込むだけで、魅力的な音色を引き出せる―
―「篠笛も尺八もケーナもインディアンフルートも、音色の違いはあっても基本音階はすべて同じ。だからケーナもインディアンフルートも、モンゴロイドで共通する日本人の心を揺さぶるのだろう。西洋音階に毒された現代日本人の誰しもが郷愁を覚える楽器だ―
インディアンフルートに関する非常に重要なことをさらさらっと書きつらねています。
もう私の言うことがありません…が、それぞれについてブログで詳しく説明しましょう。そのくらいしないと店主としての立場がない。