鼻笛/ノーズフルート
鼻息でふんふん鳴らします。宴会芸に。お友だちへのシャレたギフトに。
陶器の鼻笛を吹いてみました↓
ボカリナを吹いてみました↓
トイノーズフルートを吹いてみました↓
NOSFT005: ボカリナ(プラスチック)
←迷ったらとりあえずコレ!
★ 低音から高音まではっきりした音色。鳴らしやすく音域も広い。何でも演奏できる。コスパは最大。
※ 2023年に製作者のクリス氏は他界されました。
NOSFT001: 埼玉のお面笛
←人前で演奏するならコレ!
★ 鼻笛演奏家のモスリン氏が長く愛用している鼻笛。上記のボカリナよりもリリカルな音色。とはいえボカリナもはっきりしたよい音なので…人前で演奏するなら、この埼玉のお面笛か、ボカリナのどちらか?
NOSFT006: 埼玉の魚笛
←贈り物にするならコレ!
★ 見てのとおり非常に手間をかけて彩色されている。そこに製作意欲のほとんどをつぎ込んでいるので…笛としての性能は今一つ。もちろん演奏はできるけど。ご家族やご友人へのシャレた贈り物に。
(「郵便で配達」なら400円引き、他の楽器やCDも買うと1,400円引き)
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甘美なる鼻息の音色に酔いしれてください
どこの誰が思いついたのか、鼻息でふんふん鳴らす笛です。
と言われたって、どうしたらこれが鼻息で鳴るのか見当もつかないことでしょう。口を開けて鼻笛を顔面に押しあてて鼻息を吹くと、鼻息が口の中に共鳴して音を出す仕組みです。
口笛の要領で口の中をいろいろ動かすと、音のピッチが変わります。慣れたらふつうに曲だって演奏できます。鼻息にしてきれいな音色です。
埼玉のお面笛/魚笛
埼玉県飯能市で製作されている陶器製の鼻笛です。
忘れもしない2009年3月、モスリンさんがTVに出演してこの美しい音色を全国のお茶の間に披露して以来、鼻笛は静かなブームになりました。
陶器製だけあって、オカリナによく似た美しい音色です。音の強弱をつけやすく繊細なピアニシモまで表現できます。情緒的な演奏をするならこれに勝る鼻笛はありません。
うちで販売している標準的な品であれば、気持ちよく演奏できる音域は2オクターブちょっとでしょうか。それでも人前で安心して演奏できる、頼もしい楽器です。
笛の裏側の形状が演奏者の顔面と合わない場合、音を出すのに苦労することがあります。また最近の埼玉の鼻笛は、高音寄りに調整されています。トイノーズフルートやベトナムの鼻笛を持っている人は、いつもより高い音で鳴らすと上手くいくでしょう。
陶器の鼻笛は冷えると鳴りにくくなります。冬場のステージは、使いすてカイロと抱きあわせにするなどして、人肌くらいに温めておいて演奏してください。
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製作: 久須美陶房(日本)
ボカリナ
アフリカ大陸の最南端に位置するヨーロッパ、南アフリカ共和国からやって来た鼻笛です。
オカリナメーカーが自社の製作ノウハウを注ぎこみ、コンピュータでモデリングして精巧な金型を起こしました。大量生産品ながら高品質、当たり外れがないので安心して手にすることができます。
昨今の日本製の鼻笛が高音寄りに調整される傾向があるのに対して、このボカリナはしっかりした低音が出ます。低めの音が好きな人や、ベトナムの鼻笛やトイノーズフルートからバージョンアップする人は、こちらの方がとっつきやすいかもです。音色ははっきりした陽気な印象。
ボカリナという名称の由来は不明です。”オカリナ” に引っかけたのだということは分かりますが…なぜ ”ボ” なのか?こだわりどころがよく分かりません。
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製作: クリス・シュワーマンス(南アフリカ共和国)
トイノーズフルート
プラスチックで出来たぺらっぺらの玩具です。
こんなでも2オクターブの音域を演奏できます。
”1オクターブしか鳴らない" のは玩具だからじゃなくてあなたが下手だから。精進してください。
リゾネートすればタネもシカケもなく3オクターブを超えますよ。私は調子のいいときで3オクターブ+3音、あなたならどこまで行けますか。
軽くて丈夫で耐水性で壊れません。万が一なくしてもまた買いなおせばいいという、気楽さがいちばんの魅力です。ポケットに突っこんで旅に出ましょう。プラスチック製だから温泉に浸かりながら演奏を楽しむことだってできます。
とにかく安価です。60個を郵便の代引で購入すれば1個240円くらいです。世間では1,000円くらいが相場ですから、はっきり言って売れます。学祭の出店で、町内会のバザーで、路上フリーマーケットで。1個500円で売れば儲けは260円ですから、10個も売れば豪華な昼食を楽しめます。「演奏する」「聴く」に加えて「売る」という、楽器の新しい楽しみ方を提案します。
「ちょっと試してみたい」という鼻笛初心者の練習用にうってつけです…が。
人前で演奏を披露するのにはちょっとお勧めできません。たくさん息を使うので、吹いている途中で頻繁に息継ぎする必要があります。音色はいかにもプラスチックな印象です。音の強弱を上手く表現できないため、演奏は一本調子になりがちです。叙情的な演奏が難しいです。トイノーズフルートは値段ぶん遊べる玩具だと、割りきって楽しむのがよいです。
あるいは大量に揃えて甲子園で指笛みたいにみんなでぴーぴー吹いて応援したりするのに真価を発揮するはず、と信じていますけど…誰かやってくれないかなあ。
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製作:トロフィーミュージック社(北米)