カイサドラムの製造を2012年から再開
ドイツ・アフロトン社はカイサドラムの製造を2012年から再開する予定です。
カイサドラムを予約してるお客さんにはずいぶん待ち遠しい思いをさせてしまって、心苦しいのですが、更にお届け時期が大幅に遅れることをお伝えしなければなりません。(予約さえしておけばいつか手に入る)と、祈りながらお待ちください。
アフロトン社が告白したところによると、2011年の夏からまったくカイサドラムを製造していなかったようです。何をしていたかというと、作業ペースのダウンと賃金のアップを要求する職人との労働争議。結局、職人の賃金をアップする★1 という条件で、2012年始からカイサドラムの製造を再開することになったようです。
自社の製品を作り続けるという、当たり前のことを「我々はやり遂げた!」みたいな口調でメールに書いて寄越してくるのは、正直、心許ない状況ですが…まあ数年の間は、カイサドラムの製造中止はありえないでしょう。ただし夏からまったく働いてなかった分を今から取り返していきます。予約しているみなさんにお渡しできるのは早くて半年後とか一年後とか、そいういう時期になると覚悟してください。
販売店の私にできることといえば、カイサドラムの代替品を探して販売することですが…本家のパンアート社にしろ、ハロにしろベルズにしろ、この手の楽器のメーカーってどこも山のような予約を抱えてパンクしています。期待されていた東南アジア産のハングドラムも最近は良い評判を聞きません。今すぐの状況改善はちょっとあてがありません。
いつも気をつけておきますけどね。
★1 職人の賃金をアップ
つまり来年から、アフロトン社からうちに仕入れるときの価格はアップします。しかしながら、うちからお客さんに販売するときの価格は、今までどおりの価格に据え置きです。