ナッシュのダブルフルート(販売終了)
もっともっとインディアンらしい音色。1人で合奏できるインディアンフルートです。
品番 | 品名 | 価格 |
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NSHFT401 | ダブルフルートG管 |
(他の楽器やCDも買うと1,400円引き)
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- 指穴の数: 5穴、ストラップをはずすと6穴
- キー: Gキー(ト短調)、ピアノの白鍵のソの音からラドレミソラド
- 音域: 1オクターブ+1音
- 材質: アカスギ
- 長さ:56cm
- 重さ:438g
- 付属品: 初心者用の革ストラップ、耳栓x4つ
2つの音が出るインディアンフルートです。
1人で合奏ができます。これがなかなかインディアンな雰囲気の音色なのですよ。「笛の音は1つ」という常識がありますから、和音で鳴り響くダブル・インディアンフルートの演奏は、聞く人に大きなインパクトを与えます。
改造インディアンフルート
インディアンフルートは北米インディアンに伝わる笛です。日本人にはなぜか懐かしい、落ちついた澄んだ音色です。
ダブル・インディアンフルートはそれの改造版でして、2本のフルートを1つに束ねた構造です。同時に2つの音が出る、1人で合奏ができます。
巷で見かける2つの音のインディアンフルートは、伴奏管に指穴のないドローンフルートと呼ばれるタイプのものです。両手でメロディー管を演奏して、伴奏管はぷーぷー吹くだけです。ふつうのインディアンフルートと同じ操作で手軽に1人合奏を楽しむことができます。これはこれでなるほど優れた設計なのですが。
ダブル・インディアンフルートは伴奏管にまで指穴を開けました。操作は格段に難しくなりますが、より多くの和音のバリエーションを楽しむことができます。
もちろん、石器と土器しかなかった昔のインディアンがこんなゴツい笛を吹いていたはずもなく。ダブル・インディアンフルートは先進国の高い工業技術でのみ製作可能な楽器――20世紀末に生まれた新しい楽器です。なんてね、固いことを言わずにきれいな音色を楽しみましょうよ。工業文明万々歳です。
1本持っておくと遊べます
既にインディアンフルートを演奏している人で、特に自分でコンサートやライブステージをやっている人にこそ、このダブル・インディアンフルートをお勧めします。ダブル・インディアンフルートの1人合奏は大インパクトです。オープニングの掴みに使ってよし、中だるみしてきた頃合いに気分転換として披露してもよいでしょう。
「下手の横好きだけど、とにかく2音のインディアンフルートを吹いてみたかったっ」という人にも、ダブル・インディアンフルートをお勧めします。操作は難しいですが……なんなら伴奏管の指穴を耳栓で塞げばいいです。こうするとただのドローンフルートになります。ふつうのインディアンフルートと同じ操作で1人合奏を楽しめますよ。
またメロディー管だけ吹けば、それこそまったくふつうのインディアンフルートと同じです。「今からインディアンフルートを始めるんだけど、将来的には2音のフルートも手に入れるつもりだ」と考えている人は、いっそ最初からダブル・インディアンフルートを選択するのもアリかもしれませんね、大は小を兼ねると言いますか……メロディー管だけ吹くときは伴奏管が邪魔ですけどね。うーんやっぱり最初はふつうのインディアンフルートにして、次の1本をダブル・インディアンフルートにするのが無難かもです。
扱いにくいし制限も多い
2つの音が出る笛――1人で合奏ができる笛は、探せば意外に世界中で見つかります。オカリナやホイッスル、それにこのダブル・インディアンフルートなど。
1人合奏ができる笛のなかで、ダブル・インディアンフルートは、いちばん扱いが難しく制限も多いです。もともとインディアンフルートの音階(というか指穴の並び)が1人合奏に向いていないのですよ。そのため左右の管で表現できる和音の組み合わせに厳しい制限があります。そこをいかに自由に吹いているように魅せるかが腕の見せ所とも言えますが。
「みんなが知ってるあの曲この曲を1人合奏してみたい」という明確な目的を持っている人には、むしろデュエットオカリナをお勧めします。餅は餅屋、その方がぜったいに簡単に上手にいきます。
まずはドローンフルートとして
ダブル・インディアンフルートはまずは、伴奏管の指穴を耳栓で塞いで、ドローンフルートして楽しむのがいいかと思います。これならふつうのインディアンフルートを演奏するのと同じ感覚で1人合奏を楽しめますからね。
それに伴奏管の指穴をいくつ塞ぐかによって、異なった雰囲気の1人合奏ができます。それだけでも、ただのドローンフルートよりはずっと楽しめるというものです。
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製作:ナッシュ・タベワ(北米)