シンギング・ツリーズのダイアトニックフルート
インディアンフルートが上手になったから、いろんな曲を吹いてみたい。
そんな人のためのドレミ音階のインディアンフルートです。
G管を吹いてみました↓
F#管を吹いてみました↓
F管を吹いてみました↓
STFNAF003: ダイアトニックG管
キー:G
音域:1オクターブ+4音
長さ:吹口から一番下の指穴まで44.2cm
トーテム:鷲
インディアンフルートの標準的な音の高さ。中南米の笛ケーナと同じ音の高さでもある。ケーナに挫折した人もこれなら吹けるはず。
STFNAF002: ダイアトニックF#管
キー:F#
音域:1オクターブ+4音
長さ:吹口から一番下の指穴まで46.1cm
トーテム:狼
これ単体というより、G管やF管と組み合わせて使うことが多い。曲の後半で半音高く移調するというのはよくあるアレンジで、そんなときに、F管から半音高いF#管に持ち替えて吹く、F#管から半音高いG管に持ち替えて吹くということをする。
STFNAF001: ダイアトニックF管
キー:F
音域:1オクターブ+4音
長さ:吹口から一番下の指穴まで48.9cm
トーテム:熊
G管よりも低い落ち着いた音。G管よりも指穴の間隔が広く押さえにくい。手の平の小さな人は敬遠した方がよいかもしれない。
FKAPO002: 笛カポ
一番上の指穴に被せて使う。調の関係で、曲によっては一番上の指穴を半分だけ開けるという運指が頻繁に出てくる。笛カポには小さな穴が開いていて、指穴を半分だけ開けるのと同じ効果がある。難しい半音を気にせずふつうに演奏できるようになる。
CLROD001: 掃除棒(ロング)
フルートを吹き終わった後に管の内側に結露した水分を拭き取るための掃除棒。インディアンフルートの場合は吹口の中に水が溜まるので、吹き終わったらブロックを本体から外して、中に溜まった水を手の平に打って叩きだして、その状態で保管するとよい。
(他の楽器やCDも買うと1,400円引き)
消費税10%インディアンフルートの吹き方
うーんインディアンフルートって、笛の中でも一番易しい笛ですよ。教本なんかなくても独学でもなんとかなると思ってますけど。よろしくお願いします。
インディアンフルートでふつうの曲を吹くならこれ
西洋ドレミ音階のインディアンフルートです。
音域も1オクターブ半★1 まで広げました。インディアンフルートでふつうの曲を吹くなら、これに決まりです。
初心者でもいい感じに吹ける
インディアンフルートは北米インディアンに伝わる笛です。
インディアンの男性が女性にプロポーズするとき歌を捧げる風習から、愛の笛=ラブフルート★2 とロマンチックに呼ぶ人もいます。
インディアンフルートを最初に吹いたのは若い猟師だった、と伝説にあるように、インディアンフルートはプロ演奏家のための楽器ではなくて、素人や初心者が吹くことを想定した笛です。
そのため、少々の息の乱れを整えてくれるエアチャンバを搭載し、適当に指を動かしても曲っぽく聞こえる五音階という、特殊な音階に調律されています。
要するにインディアンフルートは、素人や初心者がいきなり吹いてもいい感じに鳴ってくれる、世界で一番易しい笛なのです。
ふつうに曲を吹こうとすると苦労する
反面、インディアンフルートはドレミファソラシドのすべての音が揃っていませんから、ふつうに曲を吹こうとすると途端に苦労します。音域もたった1オクターブしかないため、そもそも音域が足りなくて吹けない曲がほとんどです。みなさんがぱっと思いつくような曲は、まず演奏できないと考えてよいです。
ですからもしあなたに「ぜひこの曲をインディアンフルートで吹きたい」という希望があるなら、その曲を実際に吹けるかどうか、楽器屋の店員さんに確認してみるのが無難ですよ。
西洋ドレミ音階のインディアンフルート
ダイアトニックフルートはその辺の事情を改善するために、西洋ドレミ音階に調律したインディアンフルートです。音域も1オクターブ半まで広げました。人間が楽に歌える歌がだいたいこの範囲に収まりますから、民謡とか歌謡曲とかアニソンとか、たいていの曲は吹けるでしょう。
通常のインディアンフルートで吹けるという曲でも、ダイアトニックフルートならずっと楽ちんに吹けます。「インディアンフルートは即興演奏こそ真骨頂」とはいっても、たまにはいろんな曲を吹いてみたくなるもの。既に通常のインディアンフルートを持っている人も、もう一本ダイアトニックフルートを持っていると、より一層楽しめることでしょう。
プロならぜひ欲しい
プロのインディアンフルート奏者であれば、ダイアトニックフルートはぜひ欲しいところです。
「インディアンフルートは即興演奏が真骨頂」とはいっても、最初から最後まで全部即興演奏ばかりだと、耳慣れないお客さんはくたびれてしまいます。
途中で息抜きに何曲かみんなの知ってる曲を演奏すると、最後までステージを盛り上げることができるでしょう。
あるいは既にオカリナなど他の笛を演奏する人――つまり笛でふつうの曲を吹くのに慣れている人にも、ダイアトニックフルートをお勧めします。通常のインディアンフルートだと、絶対にフラストレーションが溜まりそうです。
コンサートピッチで演奏するために
これはインディアンフルートに限った話でなく、オカリナやケーナなど、素朴な構造の笛は全てそうなのですが。調律機構を持たない素朴な構造の笛は、気温・湿度によってピッチが大きく変化します。
- 気温・湿度が高い…ピッチが高くなる
- 気温・湿度が低い…ピッチが低くなる
このインディアンフルートは、26.5℃程度――日本だと初夏の頃の気温でコンサートピッチになります。
ギターなどで伴奏するときは、ギターのピッチをインディアンフルートに合わせればよいのですが。ピアノなどで伴奏する場合は仕方ない。コンサートピッチで演奏できるように、演奏する室内の温度を26.5℃程度に調整するか、少なくともインディアンフルート本体だけでも、26.5℃程度にウォーミングアップする必要があります。(プロは寒いステージで笛を暖める専用のウォーマーを使ってるそうです。そんな器機があるそうです。)
特に冬場だと、宅急便で配達されたばかりのフルートは、外気で冷え切っているので、箱から出していきなり吹くと、かなりピッチが低くなっていてビックリすることがありますが。それで正常です。
ダイアトニックフルートの運指
ダイアトニックフルートの運指です。
半音は指穴を半分だけ開けたり、一つ飛ばしに指穴を塞いだりして鳴らします。保証されている音域は高いソの音まで。物によっては運指を工夫することによって、もっと高い音まで鳴らせることがあります。(製作している工房にも音域を広げるように研究を続けてもらっています。)
インディアンフルートの吹き方
うーんインディアンフルートって、笛の中でも一番易しい笛ですよ。教本なんかなくても独学でもなんとかなると思ってますけど。よろしくお願いします。
★1 音域も1オクターブ半
本当は2オクターブ欲しかったのですが。インディアンフルートは構造上、音域を広げるのがとても難しいらしいです。
★2 愛の笛=ラブフルート
異性にプロポーズしたり夜這いするときの合図に楽器を使うという風習は世界中にありますから、取り立ててラブを強調する必要はないかなと、個人的に思ってます。いちいち言ってたら大変なことになりますよ、ラブギターとかラブ木琴とかラブ口琴とか。もうラブラブです。
製作:シンギング・ツリーズ(北米)