ノルウェーの口琴
北欧ノルウェーの口琴です。
もっちりした濃密な音色とびよびよ感がたまりません↓
品番 | 品名 | 価格 |
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NRMHP001 | シュトラウム:Aキー |
(「郵便で配達」なら400円引き、他の楽器やCDも買うと1,400円引き)
- 音域: 2オクターブくらい?
- 精度: コンサートピッチではありませんが、ソロで演奏するには十分な精度です
- 材質: 鉄
- 長さ: 6.5cm
- 重量: 7g
- 付属品:木製のホルダー
世界中でもっとも複雑な音を出す楽器
口琴は鉄や竹などで出来た小さな楽器です。
Uの字になったフレームを前歯に押し付けて固定し、真ん中に通った平たいバネを弾くと、”びよよん”としか形容しようのない独特の音が鳴ります。見てのとおり原始的な楽器で、バネはいつも同じ音しかしないのですが。口の中をいろいろ動かすと音色がいろいろ変わります。上手にやるとメロディらしきものを演奏することもできます。口琴はおそらく、世界中でもっとも複雑な音を出す楽器です。
口琴はユーラシア大陸の全域に存在ます。日本にも北海道にムックリという、竹(厳密には笹)で出来た口琴がありまして、北海道のたいていの観光地で売っているようです。
珍しいので買ったものの、あるいはお土産として貰ったものの、鳴らし方がよく分からなくて、引き出しの奥に眠っていたりしませんか。
ヨーロッパではメロディ楽器
口琴は国や文化によって扱いが異なります。
インドでは口琴はリズム楽器の位置づけです。極東(日本を含む)では、音色の変化を重視した抽象的な即興演奏をします。ヨーロッパではふつうの楽器のように、口琴でメロディを演奏します。
口琴でメロディを演奏するヨーロッパでも、これまた国によって個性があります。
例えばオーストリアではキーの違う口琴を複数用意して、取っかえ引っかえしながら完璧にメロディを演奏しようとします。
口琴らしさ――他の楽器では真似できない個性を活かしながら、尚且つ高度な演奏するのは、私はノルウェーが最高だと思っています。びよびよ感がハンパないですし、曲を演奏しながら同時に3音(ドローンとベースとメロディ)を鳴らすなんて芸当は、他のヨーロッパ諸国では聞いたことがありません。
メロディ演奏に特化したノルウェーの口琴
ヨーロッパの口琴は一般的に、メロディを演奏しやすいように出来ています。倍音が整っていて、メロディを聞き取りやすいように調整されています。なかでもノルウェーの口琴は、密度の高いもっちりした音色が特色です。
他の国の口琴が比較的に低音であるのに対して、高音に調律された口琴もよく使います。日本では、そもそもメロディ演奏に向いた高音の口琴自体が入手しにくいですから、ノルウェーの口琴はそういう意味で重宝するかもです。
バネの先が少しだけ、わざとフレームからとび出している構造です。
唇の端で押さえてびしっと音をミュートすることができます。びよんびよんびしっびしっと切れ味のよいリズムを刻むことができます。
鉄の角材を曲げて作ったハンガリーやオーストリアの口琴と違って、ノルウェーの口琴は鍛冶で叩いて作ります。フレームがものすごく固いので、たわんでバネにがちがち当たることがありません。初心者はどうしても力んでフレームを噛みつぶしてしまうので、これから口琴を始めるという方にもノルウェーの口琴をお勧めできます。
うちで販売することになったシュトラウム氏の口琴は、日本では昔から比較的に入手しやすい品です。鍛冶屋であり演奏家でもある、彼のノルウェー国内での評価はよく分かりません。ノルウェーのウィィペディアに載る位には有名な人らしいです。良い品質だと思ってますよ、私は気に入ってます。
演奏の仕方
ノルウェーの口琴の発売を記念して、口琴の弾き方についてブログで連載開始します↓
» 口琴の弾き方はこちら
上ですこし述べていますが、口琴は国や文化によって演奏スタイルが全く異なっていて、口琴もそれ用に特化しています。私が説明するのはヨーロッパスタイルで、口琴でメロディを演奏します。他の演奏スタイルについて知りたい方は、他の人に聞いてください。
製作: シュトラウム(ノルウェー)
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