ごめんなさい。販売終了した楽器の入荷は絶望的です…
後悔しそうな楽器はメーカーが生産終了する前に入手しておいてください。

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バードホイッスル

オランダからやって来た鳥寄せ笛です、小さいのに高性能。
いろんな鳥の声を真似ることができます。テケリ・リ!

バードホイッスルの試奏-4種類の野鳥↓

バードホイッスルの試奏-インコ↓

品番品名価格
BRDWSL0023枚セット
2,674円(税,送料込)
BRDWSL005徳用20枚セット
5,295円(税,送料込)
BRDWSL004卸売120枚セット
18,382円(税,送料込)

※ 120枚セットは卸売り用です。
学祭やフリーマーケットで、amazonの相場は1枚270円くらい。
(「郵便で配達」なら400円引き、他の楽器やCDも買うと1,400円引き)

消費税10%

鳥の声を真似る玩具の笛

鳥寄せ笛は、鳥の鳴き声を真似る専用の笛です。
もとは森の猟師が鳥や獣たちの警戒心を解き、おびき寄せるために吹く仕事道具でしたが。今はどちらかというと、鳥の真似をして遊ぶ玩具ですね。日本だと観光地の土産屋で売っている、竹で出来たウグイス笛が有名ですか。ほーほけきょ。

これはオランダからやって来た鳥寄せ笛です。
ちょうど100円玉を半分にした大きさの平たい形で、口の中に含んで音を出します。舌や唇を使って音を変えるので、おもしろいくらい多彩にいろんな鳥の声を真似ることができます。

メーカーのウェブサイトを見ると「うちがオリジナルだ!」と声高に主張していましたが、どうなんでしょう。1950年頃にスイスのメーカーがこのバードホイッスルを通販していた、という記録もあるようですが。

このメーカーのバードホイッスルは耐水性の合成素材を使用していて、その点をしつこく強調していました。厚紙で出来た類似品が出回っているそうなので、それの牽制でしょうか。確かに口の中に入れる物に厚紙はないかなと思いますけど。

各部名称

  • ボディ……ここを上の歯の裏に押しつけてホイッスルを固定する
  • フレーム……リードをボディに固定している金具
  • リード……透明な薄い膜。これが振動して音が出る

鳴らし方

  1. 裏表はありません。透明なリードを前に、ぎざぎざのボディを奥にして、バードホイッスルを舌先に乗せます。1分間ほどバードホイッスルを口の中で湿らせます。(パサつき感がなくなるまで。)
  2. 「てぃてぃてぃ…」と言ってみてください。舌先が上の歯茎に触るでしょう。ここを邪魔しないように、もう少し奥にバードホイッスルを位置合わせします。
  3. 「てぃーーー」という感じに強く息を吹きます。バードホイッスルと舌の隙間を空気が抜けてリードが振動して、音が出ます。(バードホイッスルの上を空気が抜けると音が出ません。)
  4. しばらく試していると偶然に音が出るでしょうから、そこを取りかかりにして音を出す練習をします。
  5. 隙間を狭くして息を強く吹くと高い音が出ます。隙間を広めにして息を弱く吹くと低い音が出ます。
  6. 唇を尖らせたりプルルルと振るわせたり、ツツツツと息を切ったりすると鳥の声に聞こえます。

きちんと音を共鳴させること

バードホイッスルはなるほど鳥っぽい音ですが、チューチューとネズミが鳴いているようにも聞こえます。リードの音がそのまま聞こえると、ネズミが鳴いているような音になります。

舌先と前歯の僅かな空間、唇と前歯の僅かな空間にバードホイッスルの音を共鳴させると、鼓膜にびりびり来るような、鳥のような音になります。唇を尖らせたり口の中を動かして、試行錯誤してみてください。

登山に、キャンプに、ぜひ!

山や森に行くならぜひバードホイッスルを持って行きましょう。

登山もキャンプも、やるべきことを済ませてしまうと、後はすることがなくて案外手持ちぶさたになりますよ。

バードホイッスルが一つあれば最高の暇つぶしになるでしょう。なにしろそこら中で本物がピーピー鳴いていますから、練習のお手本に困りません。何枚か多めに持参して、暇そうにしているお友だちにもバードホイッスルを差しあげてください。

鳥寄せ笛を吹くと本当に鳥が寄ってくるのでしょうかね?
ぜひチャレンジしてみてください。

鳥やネコとお友だちになれるかも

バードウォッチング……というほど本格的でなくても、街の中で鳥やネコをカメラ撮影するのが趣味の人っているでしょう?

バードホイッスルを吹いて鳥やネコたちの関心を引いてみてください。

お家で小鳥さんを飼っているという人も、バードホイッスルで小鳥さんとお話できるか試してみてください。

上手になるには

バードホイッスルをリード楽器の一種と考えると、バードホイッスルの上達法は、そのままふつうの楽器の上達法に準じます。

1.長い時間練習する
これは一生懸命にとか真剣にとか、そんなの要らないですよ。単純に、バードホイッスルを吹いた時間の長さに比例して上手になります。最初のうちはバードホイッスルを吹かなくても、口の中に入れてるだけで上達します。

私もこの記事を書きながら、ピーピー鳴らしています。
両手放しで仕事をしながらピーピー音を出せるので、こいつはなかなか具合がいい。笛中毒の人間にはパイポみたいな感じです。

2.名演奏を繰りかえし聞いて真似る
上手な人の演奏を繰りかえし聞いてそっくりに真似るのは、楽器演奏の上達の極意です。田舎暮らしの人なら本物の鳥たちがそこら中で鳴いていますから、お手本に事欠かないでしょう。カラスしかいない都会でも、YouTubeで"野鳥 囀り"で検索すると、参考になりそうな野鳥の動画がたくさん見つかります。

メンテナンス

バードホイッスルは口の中に入れる物ですから、使い終わったらよく水洗いして乾かします。もし買ったときに入ってたビニル袋に入れて保管するなら、よくよく乾かしてから入れて保管します。(湿ったままビニル袋に入れて長く放置すると……多分カビが生えます。)

バードホイッスルの素材には合成樹脂と金属という、半永久的な素材を使用しています。しかしながらクラリネットやサックスのリードと同じように、吹いているうちにだんだん痛んで、音が悪くなったり鳴らなくなったりすると考えられます。ですから数個ほど予備を持っておくのがよいでしょう。まいどあり。

当たり前ですけど、バードホイッスルを飲みこむと危険です。
小さなお子さんの手の届かないところに保管してください。
あなたもバードホイッスルを口の中に入れたまま、うたた寝などしないように。

製作:オリジナル・バードホイッスル(オランダ)