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後悔しそうな楽器はメーカーが生産終了する前に入手しておいてください。

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ウィングカンテレ

通販モールで販売している3万円くらいのカンテレは、薄い板を縦横貼り合わせて箱を作ってボディにしています。対して(うちの商品を含む)伝統的なカンテレは、分厚い一枚板を贅沢に彫り抜いてボディを成形します。当然、材料費も人件費もぜんぜん違うわけです。どちらの音色がどうだとは言いませんが、販売価格にはそれぞれ理由があるのだとご理解ください。

森と湖の国フィンランドの新しい楽器、ウィングカンテレです。

11弦カンテレで『北の国から』↓

16弦カンテレを弾いてみました↓

品番品名価格
KNTL01216弦エレキ
151,129円(税,送料込)
KNTL01116弦標準
122,757円(税,送料込)
KNTL00211弦エレキ
131,430円(税,送料込)
KNTL00111弦標準
107,788円(税,送料込)
KNTL01816弦交換弦
ベース弦のみ4本
3,910円追加
KNTL01916弦交換弦
一式16本
7,128円追加
KNTL00911弦交換弦
一式11本
5,584円追加
PNDR01BKPANDORAmini
10,260円追加 販売終了
CNCT0001変換コネクタ
432円追加 販売終了
CRTNR004電子チューナー
KORG
PitchHawk-G2
3,719円追加
»カンテレのCDや教則本はこちらで買えます

(他の楽器やCDも買うと1,400円引き)
» ウィングカンテレの弾き方はこちら

古くて新しいフィンランドの国民楽器

カンテレは北欧フィンランドの伝統楽器です。もともとは小さな木の箱に数本の弦を張っただけの素朴な楽器でした。

数千年の間、カンテレはフィンランドの民謡をぽろんぽろんと伴奏するだけでしたが、20世紀末に西欧のギターと融合して、新しいウィングカンテレが生まれました。

ウィングカンテレはギターのように抱えて、ギターのようにジャンジャンかき鳴らします。カンテレの伝統的な奏法とギターの奏法が合わさった、独特のスタイルで演奏します。

下のYouTube動画は近隣国ラトビアの ”コクル” という同じ仲間の楽器。…このくらい弾けたらさぞかし気持ちいいでしょうねえ。

11弦ウィングカンテレについて


11弦ウィングカンテレの音階↓

  • 弦の本数: 11本
  • 音域: 1オクターブ+3音
  • キー: ニ長調、ハ長調、ヘ長調、ト長調
  • 材質: 樺の木
  • サイズ: 74.0cm×17.5cm×7.0cm
  • 重量: 0.9kg
  • 装備: 標準は5つのチューニングスイッチのみ、エレキは更にピックアップが追加
  • 付属品: ハードケース、調律ハンドル、ショルダーストラップ、交換弦一本

高音域が独特に残響する音色です、これがカンテレの音です。
とにかくジャンジャン演奏しやすい、弾いていて気持ちいいです。やってみれば分かりますが、右手の位置を把握しやすいので、慣れると指の動きを凝視しなくても演奏できるようになります。楽ちんです。

サイズは小さなスケートボードくらい。ハードケースに収納しても軽いので、気楽に屋外に持ち出して、公園の芝生に座って演奏を楽しんでください。家ではきちんと椅子に座って演奏もしますけど、ベッドに寝転んでラッコのようにカンテレをお腹に置いて弾いたりもします。

音が11音しかないので、ふつうの曲を弾こうとすると「あと1音足りない…」ということがよくあります。どうしても弾きたいなら、その曲が弾けるように調律してください。琉球音階でもアラビア音階でもなんでも。

16弦ウィングカンテレについて


16弦ウイングカンテレの音階↓

  • 弦の本数: 伴奏弦4本+メロディー弦12本
  • 音域: 1オクターブ+4音
  • キー: ニ長調とト長調、ハ長調、ヘ長調
  • 材質: 樺の木
  • サイズ: 87.8cm×27.0cm×7.0cm
  • 重量: 1.4kg
  • 装備: 標準は5つのチューニングスイッチのみ、エレキは更にピックアップが追加
  • 付属品: ハードケース、調律ハンドル、ショルダーストラップ、交換弦一本

中音域から高音域まで豊かに残響するエレガントな音色です。
正直、ただの板に弦を張っただけなのに、こんなにきれいな音がするものかと不思議に思います。秘密は4本の長い伴奏弦にあります。試しにメロディー弦をジャンと鳴らして、伴奏弦に触れてみてください。びりびり共振しているのがはっきり分かるでしょう。伴奏弦が残響装置として働き、カラオケのエコーのように余韻を響かせているのです。ピアノのペダルを踏みっぱなしにしたのと同じです。

文句なしに美しい音色です。
11弦と比べたら、ほとんどの日本人が「こっちの音の方がきれい」と言うはず。ただし、これがカンテレ本来の魅力かというと…どうでしょうか。私はこれはもうカンテレの音じゃないと思います。実際、分かっているお客さんは「11弦の方がカンテレらしくて好きかな」とのたまいました。まあウィングカンテレ自体が新しく生まれた楽器ですから、これはこれでアリだ、ということで愛してあげてください。本当にきれいな音なんですよ。

いちばん長い4本の弦は伴奏弦ですから、実質は12弦です。民謡や唱歌など多くの歌がこの範囲に収まりますから、ふつうに曲を弾きたいなら、こちらの方が重宝するでしょう。

4本の伴奏弦は…実はあまり使い道がありません。ジャンジャンかき鳴らすとき、間違って弾いてしまわないように気を遣います。(はっきり言って、じゃまです。)

チューニングスイッチについて

ウィングカンテレは、基本はニ長調(Dキー)に調律します。が、少しなら弦を強く張ったり緩めたりしても大丈夫です。弾きたい曲が弾けないときは、ゆっくり時間をかけて、その曲に合わせて弦を調律し直せばいいです。

チューニングスイッチは、ライブステージなど時間に余裕のない場所で、パチンと瞬時にキーを切り替えるための装置です。2つのスイッチを倒すとト長調(Gキー)に切り替わります。3つ倒すとハ長調(Cキー)に、5つ全部倒すとヘ長調(Fキー)に切り替わります。

ピックアップについて

エレキギターのピックアップです。ウィングカンテレの弦の振動を電気的に拾い、アンプ・スピーカーに繋ぎます。周りの雑音が混ざらないので、騒々しい音響の悪い場所でもピュアな音色でライブ演奏できます。私のような自宅録音派にも重宝します。

エレキギター用のエフェクタを間に挟んでギュインギュインいわせることもできます。こうするといろんな音で遊べるので、飽きずに練習できるというメリットもあります。

YouTubeに見るウィングカンテレの演奏

私の演奏です、一生懸命練習しました。
尚、『大きな古時計』はピックアップで拾った音、他の動画はマイクで拾った音です。ピックアップで拾うと小さな音が大きく聞こえるため、音の大きさが揃って聞こえます。(ちょっとまだ人前で演奏するのは自身がない)というときにありがたいかも。良くも悪くもエレキギターのような音になります。

カンテレでサッキヤルヴェン・ポルッカを弾く方法については、下で説明しています。

カンテレでカチューシャを弾く方法はブログで説明しています。
»ミカさんのカンテレでプラウダ高校のカチューシャを弾くには

日本でウィングカンテレの弾き方を勉強するには、今のところYouTubeに投函された演奏動画を参考にするしかない、というのが実情です。 "kantele" "kokle" などのキーワードで検索すると意外に多くの動画がヒットしますから、まあ困りませんよ。

下の動画は、カンテレの音に軽くディストーションをかけて、エレキギターのソロ演奏のような雰囲気を醸しています。演奏中にチューニングスイッチをひねってキュィィーンとチョーキングの真似をしています。

初音ミクのネギ回しで有名なイエヴァン・ポルカもフィンランドの曲です。(動画の2:00あたりから)

そしてさきほど紹介した、森の中で演奏しているラトビアのお姉さんです。ほんとうにすごい演奏です。これはDVDのプロモーションのようですね。ということはどこかでDVDを売っているということ…?このDVDを当ショップでも販売開始しました。演奏する両手の動きがクローズアップされていて非常に資料価値の高い作品です。ぜひお求めください。
» DVDのカタログページはこちら

これはロシアのグースリの演奏。
左手の動きがよく分かります。


ミカさんのカンテレでサッキヤルヴェンを弾くには

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さっさと本題に入りましょうか。タイトルを見てこの記事を読んでる人には、今さら概説なんて不要でしょう。知らなくて読んでる人のために簡単に説明すると、「ガルパンはいいぞ」ってことです。

まず前提として、映画のサントラに使用されたサッキヤルヴェン・ポルッカは、ミカさんのカンテレでは絶対にそのままでは演奏できません。★ サントラのアレンジは途中で転調しますし、ミカさんのカンテレはチューニングスイッチのない11弦の、いちばんシンプルなタイプだからです。

しかしながら映画のサントラのとおりでなくてもよいなら、チューニングを工夫することによって、ミカさんのカンテレでもサッキヤルヴェン・ポルッカを演奏することができます。

チューニング

写真をご覧ください。
チューニングスイッチが付いているタイプであれば簡単です。高い音から3つのチューニングスイッチを倒すだけです。そうではなくて、ミカさんのと同様のチューニングスイッチのないタイプであれば、低い音から順に以下のようにチューニングします。

» A,B,C#,D,E,F,G,A,Bb,C,D

サッキヤルヴェン・ポルッカを弾くときのチューニング↓

サッキヤルヴェン・ポルッカを弾くとこんな感じ↓

これはサッキヤルヴェン・ポルッカ専用のチューニングです。こうすると他の曲は弾けなくなります。

そいういう意味で、ぱっとチューニングを戻せるチューニングスイッチ付きはとっても実用的っ、ぜひぜひ当店でお求めください。

演奏

カンテレは自分から見て、高い音の弦が手前に、低い音の弦が遠くになるように、テーブルや膝の上に置きます。

速いだけで、中身は繰り返しの多い簡単な曲です。
耳コピーでもマスターできるはずです。最初はいちばん高い音から始まります。最後のフィニッシュは、上の写真の×の弦を左指で押さえて、そのあたりの弦をまとめてじゃらーんとかき鳴らします。ミカさんも映画の中で同じことをやってますよ。

とりあえず、サッキヤルヴェン・ポルッカの出だしのフレーズとフィニッシュだけマスターすれば、ミカさんの真似ができます、じゃらーん。

付録1)カラオケの伴奏を用意しました

私が動画で演奏しているカンテレの伴奏を、カラオケにしてニコモンズに登録しました。使ってください。これは…著作権フリーなので、有料会員でなくてもダウンロードできるはずです。
»カラオケ-継続高校のテーマ-サッキヤルヴェン・ポルッカ

付録2)MIDIファイルを用意しました

私の演奏動画を含む16パターンのMIDIファイルを用意しました。使ってください。これらは素材です、このまま聞いてもあまり楽しいものではありません。お手持ちの音楽ソフトでリアル音源を鳴らしたりエフェクタをかけたりして、オリジナルの伴奏を製作してください。
»biab160206.zip(MIDIファイル一式)

付録3)WAVファイルを用意しました

ミカさんが劇中で弾いているサッキヤルヴェン・ポルッカの出だしと、じゃらーんをWAVファイルにしました。Windowsの起動音にしたり、自分の動画作品の素材に使ってください。
»kantele00-160203.wav(サッキヤルヴェン)
»kantele01-160203.wav(じゃらーん)

★ そのままでは映画のサントラは弾けない
ミカさんのと同じカンテレだけは、外付けの半音スイッチを裏技的に使うことによって、映画サントラ版の『サッキヤルヴェン・ポルッカ』を演奏できます。これは外付けの半音スイッチが重要なので、他のメーカーのカンテレでは真似できません。


電子チューナー (KORG PitchHawk-G2)

ハンドオルゴールやハープのチューニングに欠かせない電子チューナーです。ポーンと鳴らすと「今の音はF#、10%ほど高め」みたいなことを液晶に表示してくれます。

楽器のチューニングは、ふつうは440Hzの高さをラの音と決めてチューニングするものですが、明るい印象に聞こえるように、オーケストラでは少し高めの443Hzでチューニングしたりします。この電子チューナーは410Hz~480Hzまで設定を変えられるので、そのへんも大丈夫です。

ギターやハープなどの弦楽器はクリップで挟んで使います。
楽器の振動を直接ピックアップするので、周囲の雑音に惑わされることなくチューニングできます。笛などの管楽器の音は内蔵マイクでピックアップすることもできます。小型ながら分かりやすく設計されたディスプレイ。バックライト付き。

実は、電子チューナーは街の楽器店でかなり安く売っています。
わざわざ街まで買いに行くのが面倒くさいという人は当店でお求めください。